講座は録画し配信しますので、教室では参加できない方も受講が可能です。
中学生が苦手とする『~となることを説明しなさい。』
中学数学の問題の中で、いわゆる"証明問題"と呼ばれるものを「時間はかかっても、だいたいのものは自力で書ける。」という子は、最上位層のごくわずかに限られるように思います。
大半の子にとっては「なにをしたらよいのか、何から書き始めればよいのかわからない」というような感じで、"穴埋め形式"であればそれっぽい答えで埋められるものの、「1から自分で書きましょう」となると、白紙に近いか、「とりあえず思いついたこと並べてみました。」というような答案ができあがっていることが大半です。
生徒の様子を見てみると、証明問題は、学校のワークや試験でも"穴埋め形式"で出題される場合が多く、「1から順に組み立てる」「きちんと自分で書き上げる」「作った答案の不備を指摘してもらう」という経験自体、あまりしてきてはいないようです。
しかし、「情報を整理し、必要な根拠を示し、仮定から結論に至るまでの答案を穴がないように構成する力」は、高校へ進学した後では当たり前のように要求されますし、学校の数学の授業内に限らずとも、さまざまな場面で必要とされるように思います。
「与えられた情報から、なにが欠けているかを推論する」「論理に飛躍がないよう、順を追って説明をする」こういった能力は、きちんと訓練しなければなかなか身につくものではありません。
また、「自分が作った答案に穴がないか、どこを修正する必要があるか」は、答案を丁寧に読み点検してもらわない限り、自分ではなかなか気付くことができないものです。
そこで今回は、証明問題への手の付け方・思考の運び方・穴のない答案の作り方などを、実際に答案を作り、修正していく中で体験してもらいます。
週 | 予定と目標 |
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① 11月25日 | 【証明問題の考え方】 仮定と結論、情報の整理の仕方 |
② 12月2日 | 【文字式を用いた証明】 整数の性質など、計算による証明 |
③ 12月9日 | 【図形の性質1】 平行線の性質や合同条件を用いた証明 |
④ 12月16日 | 【図形の性質2】 二等辺三角形や直角三角形、平行四辺形に関する証明 |
⑤ 12月23日 | 【演習】 公立校入試問題など |
テキストサンプルはこちらです。
演習で利用する問題は、全国の公立入試からの抜粋を中心にしています。
登場する事項は中2程度に制限していますが、基本的な考え方や書き方は中3内容の『相似・円周角』でもそのまま応用できます。
今後の学習に続くものになりますので、文字式の証明や図形問題に苦手意識のある中3生もどうぞ。
講座の時間や参加費用など
土曜講座は、各週の19時~21時半で行います。塾外の方の参加費用は、全5回で12,500円、事前の準備や、入会金・教材費などは必要ありません。
各週の授業の前後、15分程度の時間を用意しますので、授業内容の質問や進度についての相談なども可能です。
また、遠隔地など、シグマゼミ教室での受講が難しい方には、授業の様子を収録した動画を配信いたしますので「土曜日夜は都合が合わない」という方もご相談を。
動画での受講では、メール等のやり取りで答案の添削を行います。
ぜひご検討ください。