指導方針

はじめまして

 学習空間シグマゼミに関心を持っていただき、ありがとうございます。
 当塾は、私が私立中高や学習塾で教員や講師としての指導を続けてきた中で「自分の指導は生徒の成長に本当の意味で役に立っているだろうか?」と疑問を持ったところに端を発しました。 お預けいただいた生徒さんの成績を上げるために事細かに分かりやすい授業を展開することはもちろん大切ですが、しかし、それは目の前の問題を解いてみせただけで<生徒自身が自分の力で未知の問題に向かう力を育てること>とは別ではないかと思ったのです。

 過去10年以上の教員・講師の経験でいろいろな学力層の個性豊かな生徒さんを預かりましたが、伸びていった生徒さんを思い返すと、授業に高い関心を持って参加したうえで、自分で課題を探し、調べ、解決し、整理し、身につける能力を持っていたように思います。 それは誰かに言われてすぐに出来るようになるものではなく、おそらく生活の一部として長い時間かけて学習習慣を身につけてきた成果ではないでしょうか。

 基本的な学習習慣から育て自立した学習能力を身に付けさせることは、非常に時間のかかる作業であり、なかなかすぐに結果には直結しないかと思います。 しかし、市中の大半の学習塾がプリント教材や過去問演習の徹底という即効性の薬ばかりを処方する中にあって、じっくりと体質改善をはかる本来の意味での学習のための空間を用意しておくということ自体には、大きな意義があると信じています。

 『小さな努力も毎日続けていけば大きな成果になる』 そう信じて一人一人の生徒さんが自分なりの方法を見つけて自ら成長していく姿をしっかり見守り、適切な処方を提案し支えていきたいと思いますので、どうぞ、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

2011年3月 開業に際して  学習空間シグマゼミ 代表


基本的な指導方針

自分の力で学習に向かえる力

 小・中・高と段階を上がっていくに従って、学習内容は高度化し、学習上のつまづきの原因も多様になり、「人に聞いてその場ですぐに教えてもらう」ことが難しくなっていきます。 そのとき、問題の解決に最も大切なのは<自分の力でいかにして答えに近づくか>です。
 ノートを見る、辞書で調べる、数冊の問題集・参考書を開き見比べる、そういった作業のすべてが成長の糧になりますが、多くの学習塾では問題の解法を教えることに注力し、「学んだことをどう活かし次に繋げるか」という学習方法の本質までは指導しきれていません。 そのため、中学段階で教材の準備を塾に頼りきりだった生徒の多くが高校に入って何をすべきかが分からなくなり、その結果、大学受験前に大きな挫折感を味わい、進路を諦めたり妥協したりしています。
 シグマゼミは、問題の解法そのものではなく、どうやってその解に近づくかという考え方や、いかにして情報を整理していくかという取り組み方を重視して指導し、最終的には<自分の課題を見つけ出し、自分の力で解決できる力>を育てたいと考えています。

自身がタップリと悩み解決できる時間を

 学習習慣を身につける上で大切な事は<自分でしっかりと考える時間を確保すること>です。
 一斉授業の中で一方的に情報を受け取るだけであったり、プリントだけをただ単調に繰り返すだけでは思考力の伸長は見られません。 大切なのは、多少時間がかかってもじっくりと悩む時間を作り、問題に対しての解決の糸口を自分で見出すという成功体験を少しずつ重ねていくことだと思います。 そしてその体験を持つには、限られた時間の中で作業的に学習しているだけでは不十分だと考えています。
 その意味で、限られた時間枠で一方的な講義を行う一斉授業形式の学習塾では、解説は足りていても演習の時間が不足する傾向にありますし、一般的な個別指導塾では授業時間が増えれば増えるほど、それに伴って費用が増大していきます。
 シグマゼミは通塾回数・学習時間の制限を定めません。 図書館や自習室もしくは自宅の勉強部屋のように、いくらでも勉強ができるように、場所と教材、そして段階に応じた適切な指導を提供いたします。 しっかりと学びたい子には、時間を気にする事なく、思う存分調べ・悩み・考え・納得する習慣を身につけて欲しいと考えています。

プリントの点検だけではない、本来の個別指導

 多くの個別指導塾が講師としてアルバイトの学生を充てています。 しかし、その学生講師の大半は教育という観点で学んだ経験が少ないため、授業が「マニュアルに従ってプリントを渡し、解説を見ながら丸つけすること」となってしまい、貴重な学習時間がただの流れ作業に終始することも多いというのが現状です。
 シグマゼミでは、代表の目が全ての生徒に行き届くようにし、生徒それぞれが持つつまずきの原因を正確に分析し、それに対して的確な処方を施すことで、個人の能力を確実に伸ばしていきます。

生徒自身を主体にした進路指導

 学習塾における進路指導は、大半の場合「現状の成績から合格できる学校を探す」ということに終始しているようです。 確かに合格が確実なところを受験することも大切ですが、その裏には塾側の「不合格の実績を作りたくない」という意図が隠されています。 つまり、生徒の志望や今後の伸び代への期待よりも、外部へ出るデータを重視し、「いかに落とさないか、いかに合格人数を増やすか」に偏った指導が行われている場合も少なくないのです。
 シグマゼミの方針は<一人一人の希望を最大限に尊重し、進路を探す手伝いをすること>です。 そのために生徒一人一人現状の分析を欠かさず行い、希望をよく聞きとり、その希望を叶えるための方法を模索し、アドバイスを行います。
 私たち大人のすべきことはあくまでも正確な情報提供やアドバイスであり、最終的に進路を選ぶのは生徒自身の意志でなくてはならない。 また、生徒自身が進路を勝ち取る努力を積極的にしなければならないため、その努力を支えるのが成功や失敗を先んじて体験してきている我々のすべきことと考えています。

お問い合わせからご入会まで

無料体験と入会手続き

 シグマゼミのシステムでは、他塾さんと比べ指導のシステムに合う/合わないが顕著に出ると思いますので、納得行く形で入会していただくために、2時間程度×2回の指導を受けて頂いています。
指導内容は相談の上で決めますが、通常の指導と同様に、主に英語・数学についてその時点で抱えている問題点を探り、少しでも生徒さんの得るものが多いように教材を選定しています。

 体験授業の後に改めて面談を行い、ご入会頂くかどうかの確認を致します。
 指導の感想や手応えから継続するかどうかを判断していただくと同時に、私の方からも今後シグマゼミの指導を受けることで成果が得られそうかについてお話しいたします。
 (※運営システム上、一人の生徒につききりで指導することが難しいため、コミュニケーションが上手に取れなかったり、学力的にあまり指導成果が期待できない場合は、他の塾を探すことをおすすめする場合もあります。)

 ご入会いただく場合、教材の選定を行い、費用について確認していただきます。 指導料は月額制になっておりますが、入会月についてはご入会時期に応じて日数をもとに割引をしています。 また、お支払いは入会金・教材費とまとめて後日改めてお願いしています。

年度途中からの入塾について

 シグマゼミでは、生徒一人一人の現状と目標にあわせてカリキュラムを構成しているため、学年途中からでも参加が可能です。
 相談に来られる方にも「定期試験が終わるまで様子を見たい」「3年生になってから」「部活が一段落ついてから」と時期を待つ方は多いですが、その間にも鍛えられる力はいろいろありますし、大学進学を前提としたしっかりとした学力を身につけたいのなら、短期間で成果を上げることよりも時間をかけて堅実な学習習慣を染み込ませていくことの方がはるかに重要です。 ご入会頂くかどうかは別として、まずは現状がどうで、今後どのような形で勉強していくのが良いかだけでも相談いただくのが良いかと思います。

 年度途中でのご入会の際、それまでにご家庭で使用していた教材などがある場合は、使えるものについてはできる限り持ち込みの教材をそのまま利用いたします。 指導上必要な分については購入していただきますが、他塾で購入しているものなどがある場合はご相談下さい。

お問い合わせ


ご相談いつでも承ります

学習空間シグマゼミ
札幌市北区新川6条14丁目7-22フィオビル
(011) 792-0490
平日: 午後4時~午後10時
  土曜:午後2時~午後7時
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